一定の自由域

普段言えないことを放つブログ。

舞台観劇初めての人へ

光くんと髙木くんの舞台、「薔薇と白鳥」が決定しましたね!!

おめでとうございます!!!

ドラマや映画と違って、微妙な表情の変化より、身体の演技が重要になってきます。

役者のその日の体調や気分、観客のノリによって、毎公演違う舞台ができあがります。

すべての必然をあたかも偶然のように魅せるのが舞台。

それは1回のためにこの上なく練習が積み上げられているものです。

上手くいかないな、体力的にも精神的にもきついなって思うことも多いでしょうが、それに打ち勝つ舞台作りの楽しさを感じてほしいなって思います。

 

さて、Hey! Say! JUMPのファン層は年齢が低いことで有名です。

Twitterを見ていたら、観劇がよくわからんと不安に感じている方がたくさんいらっしゃいました。

演出、役者の経験があるので、そういった不安要素を除けるように簡単ですが、舞台鑑賞についてお話したいと思います。

 

まずは最重要事項、マナー。

①しゃべらない。音を立てない。名前を呼んだ       りしない。

当たり前なのですが(笑)

おしゃべりや名前を呼んだりすると、まず周りのお客様に迷惑がかかります。

それに役者の調子が狂ってしまいます。

いい感じに気持ちが作れていたのに、聞こえた声1つで簡単に我に返ります。

せっかく作り上げてきたものが崩れ落ちてしまう感覚です。

ほかのお客様、役者と一緒の空間にいることを、忘れないでください。

 

②光を発するもの(腕時計とか)、携帯電話の電源は必ずオフにしましょう。マナーモードじゃないです、オフです。

LIVEでも言われますよね?照明や音響の特殊な機械は電波で狂ってしまうことがあります。

演出が狙ってやっている照明や音響の効果を台無しになります。役者にとっても本来ある効果がないと気づいたら、気になります。

光るものもできるだけ電源を消しましょう。

舞台中客席で何かが光っていたら、役者はとても気になります。

 

③上演中の出入りは相当なことがない限り控える。そもそも席を立たない。

まず上演中は客電が落ちます、真っ暗です。そんな中移動したら危ないですよね...! お客さんの邪魔にもなります。

その上、自分たちが舞台を上演してる最中に出ていかれたら、役者も気になります。

つまんなかったかな、とかそんなことも考えてしまいます。余計なことを考えながらやる演技はお客様の心をうちません。

 

④上演中は飲食喫煙禁止。会場内でもできるだけ控えてください。

 暗闇の中で飲み物をこぼさずに絶対に飲めますか??絶対に、という保証はできませんよね。

お客さんが突然飲食したら、音もするし周りのお客さんに迷惑です。

また、会場内は高確率で飲食禁止です。ロビーに出ましょう。

 

⑤盗撮しない。写真もビデオもだめです。

LIVEもそうですが、舞台は立派な芸術作品です。許可のない撮影は犯罪となります。

心身削って作りあげた役者、スタッフに失礼極まりないです。

 

⑥椅子には深く腰掛け、背中を背もたれにつける。前かがみや浅く座るのは迷惑。

キャパが700や1000といっても、奥行はとてもあります。

もしその中で前かがみになったり、浅く座ると、後に座っているお客さんが舞台を見にくくなります。

後ろのお客さんのことも考えましょう。上演する側にとっては、お客様はすべて平等に神様です。(本当に「お客様は神様。」という合言葉のようなものが演劇にはあります。)

 

⑦入り待ち、出待ちはやめましょう。ほんとうに。

宝塚のように出待ちを許可しているところもありますが。普通は、ましてやジャニーズ出演で出待ち許可されることはありません。

役者もスタッフも、会場入りする時はこれからある舞台に少し緊張していますし、会場を出る時は疲れ果てています。

思っている以上に舞台は精神的にも肉体的にも疲れます。帰る時になるとどっと疲れが襲ってきます。

素敵な舞台を観たあとは、大人しく帰りましょう。

 

個人的に観劇していて迷惑なお客さんだな、と思ったのは、香水のつけすぎている方です。

隣の方の香水の匂いがきつすぎて、観劇中ずっときつい匂いがして、気分悪くなったことがあります。匂いは好き嫌いもありますよね。

隣に他人がいることを忘れないでください。

マナーについてはこのくらいです。

 

そして席についての豆知識。

今回の東京グローブ座にはS席、A席、B席がありますよね?なんだかわかりますか??

S席の方が舞台に近く、見やすいです。B席がこの中では最も舞台から遠く、見にくいはずです。

東京グローブ座でいえば、1階がS席、2階がA席、3階がB席という感じでしょうか...

大阪を観に行く方には関係ないですね。

 

最後に。

終わったら、拍手をしましょう。

とても良かった、感動した時はスタンディング・オベーションをするのです。(立ち上がって拍手をすることです。)

それが舞台を作ってきた側からしたら、最高のご褒美です。

生の舞台をやり遂げた役者、スタッフに惜しみない拍手を送ってください。直接目には入らないお金よりも、嬉しいものです。

また、必ず舞台の本編が終わったあとにカーテンコールという役者の挨拶があります。

そこで八乙女担、髙木担の方は自担の顔を必ず見てください。(言わなくても見るよね笑)

達成感溢れ、興奮を隠せない自担の最高の笑顔が見れるはずです。きっと誰よりも輝いて見えます。最高に、かっこいいです。

 

さてさて、長くなってしまい申し訳ないです。

兎にも角にも、光くんと髙木くんには何よりもこれから喉を大事にして、体調管理に気をつけて、頑張ってほしいですね。

光くんは、物事を行うことに関して器用で頭も柔らかいタイプ。きっと演出をあっと言わせる演技をしてくるんでしょうね。TVサイズではあえて使っていないだろう身体の演技に期待大です。この舞台の時は、自分のことを考えて、普段抑えがちな光くんの力を見せつけてほしいです。

髙木くんは、割と不器用なイメージです。でも髙木くんの何よりの魅力は真っ直ぐな信念と素直さだと思います。演出が言うように、自分の思うようにできないこともあると思いますが、全力でぶつかって、殻を破ってほしいです。あの魅力的な声が会場に響き渡るのを楽しみにしています。

観に行く方は、生の迫力を楽しんでほしいですね。

沈黙のあと、役者がすっと顔を上げ、息を吸いこんだ。それだけで空気がガラッと変わります。同じ空間にいるからこそ、変わるのを感じられます。

 

...楽しみですね、すごく。

当たるといいなぁ。

以上です。長くなってすみません。少しでも参考になれば幸いです。